【代表会見】小川淳也代表「政権を担い得る健全な野党勢力を再構築できるか極めて重要な課題」
小川淳也代表は8月21日、国会内で定例記者会見を行い、⑴長崎3区の元候補者逮捕⑵3党合流協議の現状と今後の見通し⑶野党の監視機能と質問主意書⑷外交姿勢⑸福岡県議会の金銭授受問題――等について発言しました。
長崎3区の元候補者逮捕
小川代表は、長崎3区の元候補者の逮捕を受けて、「多くの皆さまにご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げ、離党済みであることを踏まえても、候補者として選定した責任は重く受け止めており、今後の候補者選定にあたっては再発防止に向け、より慎重な確認と選定プロセスを徹底していく」と述べました。
3党合流協議
3党の合流をめぐる協議については、決して楽観できる状況ではないと認識していると述べ、早期の臨時国会召集を求めていること、そして秋以降には新たな体制を整えるべきと訴えてきたことを踏まえ、8月末という期限を動かす考えはないと強調しました。
また今回の協議は単に3党の関係をどうするかという問題ではなく、野党が細分化し巨大与党への対抗力を失いつつある現状に対し、政権を担い得る健全な野党勢力を再構築できるかという極めて重要な課題との認識を示しました。
野党の監視機能と質問主意書
国会における質問主意書が大幅に減少しているとの報道については「強い懸念を持っている」と述べ、野党の大きな役割の一つは、権力を監視することにあるとした上で、「国会で十分に議論されていない問題や、議論が不十分な課題について質問主意書を通じて政府の見解を明らかにし、国民への説明責任を果たすことは、極めて重要な機能である」との認識を示しました。
外交における原則の重要性
政府の外交対応については、「相手によって原則を変えるように見える姿勢が、日本外交に対する国際社会の信頼を損なうことを懸念しており、安全保障上の現実的な配慮や困難があることは理解している。しかし、日本が国際秩序と法の支配を重視し、それを守ろうとする姿勢を一貫して示すことが、国際社会からの信頼につながる」との考えを示しました。
また、ロシアのプーチン大統領による北方領土・択捉島への上陸については、強く抗議すると述べ、政府には再発防止につながる実効性ある対応と、国際世論の形成に取り組んでほしいと強調しました。
福岡県議会の金銭授受問題
この件に関しては、「地方政治の隅々にまで金権体質や金品をめぐる不透明な慣行が残っているのではないかという強い懸念を抱いており、不祥事が発覚しても自浄作用が十分に働かない状況は、政治への信頼をさらに失墜させ、投票率の低下や政治不信の悪循環につながる」と指摘。さらに、「政治に対する信頼を回復するため、透明性と説明責任を徹底しなければなりません。地方組織の問題を自治の一言で済ませ、中央が責任を回避するような姿勢は受け入れられない」と力を込めました。