【代表会見】与党の国会運営「誠意や慎重さ、丁寧さを欠く」小川代表

 小川淳也代表は7月3日の定例記者会見で、(1)与党の国会運営(2)3党協議の進捗(3)皇室典範改正案(4)高市総理を巡る中傷動画問題(5)長期金利上昇への受け止め――等について発言しました。

国会運営「重要法案こそ丁寧な合意形成を」

 与党の国会運営については、「誠意や慎重さ、丁寧さを欠いている」と批判。議員定数削減法案や副首都法案は、さまざまな会派・野党の合意形成を得ながら慎重に議論すべきテーマだとし、「数の力による強行ではなく、まずは重要な課題であるという認識に立ち返るべきだ」と訴えました。
 また、高市総理に対し、予算委員会や党首討論に出席した上で、国会で正々堂々と議論するよう求めました。
 比例代表の定数削減についても、「国民の民意をどのような制度で国会に反映するのかという根幹に関わる問題」と指摘。「比例だけ45議席削減するといった乱暴な議論はなじまない」と述べ、選挙制度全体を含めた丁寧な議論の必要性を強調しました。

3党協議「秋の臨時国会から新たな体制」で一致

 3党協議について小川代表は、秋の臨時国会から新たな体制で臨むことが望ましいとの認識で一致したことを「大きな一歩だ」と評価しました。 一方で、新たな体制の具体的なあり方については、「3党協議を呼びかけた立場として、現時点で特定の選択肢を示すことは適切ではない」と説明。会期末、お盆(8月中旬)前後、秋の臨時国会という節目を見据えながら協議を深め、「有権者・国民から見て頼りがいのある中道リベラル勢力の再構築につながる結論を心から望み、そこに向けて全力を挙げたい」と述べました。

皇室典範改正案「立法府の総意を誠実に法案へ反映すべき」

 皇室典範改正案については、法案への賛否は党内での議論を踏まえて判断するとした上で、女性皇族が婚姻後も皇室に残る場合の家族の身分や、旧皇族の男系男子を養子とした場合の子の皇位継承資格をめぐる政府案について、「立法府の総意を誠実に法案へ反映すべき」と指摘しました。
 今後の合意形成を前提とした暫定的な措置であることが法文上も明確になるよう、より丁寧な制度設計が必要との考えを示しました。

中傷動画問題「事実関係への疑義に留意しながら対応」

 高市総理を巡る中傷動画については、「事実関係にはさまざまな疑義があることは十分留意しなければならない」と述べました。高市総理が対立陣営への中傷を望んでいないと発言していることや、動画が流通・拡散していること、事務所の関与が疑われるやり取りが報じられていることは「看過してよいことではない」と指摘しました。
 関係議員による国会質疑や公開ヒアリングなどを通じて取り組みを進めていることにも触れ、「事実関係への疑義にも十分留意しながら、この問題に向き合っていく」と述べました。

長期金利上昇「市場からの警鐘と受け止めるべき」

 長期金利の上昇については、日本国債や円に対する市場の信認低下が背景にあるとの認識を示し、「経済・財政・金融政策全般に黄色信号がともっている」と指摘しました。
  その上で、政府が掲げる「責任ある積極財政」について、「市場から大きな警告にさらされている」と述べ、経済・財政・金融政策を根本から見直す必要があるとの考えを示しました。


Share