【代表談話】慰霊の日に際して
中道改革連合代表 小川淳也
本日、沖縄は「慰霊の日」を迎えました。沖縄戦において犠牲となられたすべての御霊に、心から哀悼の誠を捧げます。そして、戦火をくぐり抜け、戦後もなお深い痛みを胸に歩んでこられた皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
沖縄戦の記憶は、一人ひとりの命と、消えることのない痛みの上に刻まれています。
「ありったけの地獄」と言われた惨状の中で、「県民の4人に1人が犠牲となった」という事実の背景には、家族を失い、友を失い、ふるさとの風景を失った、数えきれない一人ひとりの人生があります。
沖縄は、戦中は本土防衛の最前線とされ、戦後は⾧きにわたり、過重な基地負担を背負わされてきました。その時々の政治の決定が、沖縄の暮らしを翻弄し、県民の皆さまに深い不信感を抱かせてきたことを、政治に携わる私たちは重く受け止めています。
一人ひとりの暮らしに目を向けず、安全保障上の議論のみに矮小化していては、沖縄が背負ってきた負担も、不安も、痛みも解消することはできません。
私たちは沖縄の基地負担を、政治の責任として真摯に受け止めます。沖縄だけに過度な負担を押し付ける構造を改め、県民の皆さまの声に耳を澄まし、基地負担の軽減と地域振興に向けた粘り強い取り組みを続けてまいります。
いま、世界は再び深い混迷の中にあります。ウクライナやガザ地区をはじめ、終わりの見えない戦禍の中で、多くの罪なき人々、とりわけ子どもたちの命が奪われ続けています。
平和は決して自然に与えられるものではなく、私たちが一人ひとりの命を慈しみ、声を上げ、不断の努力で守り抜かなければならないものです。
だからこそ、沖縄の歩みは私たちに問いかけています。戦争を始めさせない政治とは何か、当事者の痛みを「仕方がない」と片づけない政治とは何か。
中道改革連合は、沖縄が歩んできた苦難の歴史と痛みに正面から向き合い続けます。「命どぅ宝(命こそ何よりも尊い宝)」という沖縄の心、県民の皆さまの切実な思いに深く寄り添い、誰かの犠牲の上に成り立つ平和ではなく、真の安寧を取り戻すため、不退転の決意で行動していくことをお誓いし、追悼の言葉とさせていただきます。