【代表談話】広島の原爆の日を迎えるにあたって
【代表談話】広島の原爆の日を迎えるにあたって
中道改革連合代表 小川淳也
81年前の今日、広島に人類史上初めて原子爆弾が投下され、多くの命が奪われました。犠牲となられたすべての方々に哀悼の意を表し、ご遺族や被爆の後遺症に今なお苦しまれている方々に心よりお見舞い申し上げます。
昨年、被爆から80年という節目の年を迎え、私たちは改めて核兵器のない世界の実現に向けた決意を新たにしました。しかしながら、世界では、核兵器保有国による国際法違反の武力の行使や、核兵器使用をほのめかす発言が後を絶ちません。「新戦略兵器削減条約(新START)」が失効したほか、核不拡散条約(NPT)再検討会議では3回連続で成果文書の採択が見送られるなど、世界の核軍縮・不拡散体制は不透明さを増しています。
日本国内においても、安保三文書の改定に向けて非核三原則の見直しを主張する動きが出てきています。現総理大臣は「持ち込ませず」の見直しが持論であり、昨年末には官邸幹部から核保有論まで飛び出しました。政権の連立相手の党が取りまとめた、安保三文書の見直しに向けた提言において、「持ち込ませず」の「現実的な検討」が求められ、防衛大臣も核兵器をめぐる議論の必要性に重ねて言及しています。
世界の安全保障環境は激変しており、わが国を取り巻く安全保障環境は厳しくなっています。しかし、核兵器の増加、拡散は緊張を高めるだけです。日本は、唯一の戦争被爆国として、核兵器禁止条約の締約国会議にオブザーバー参加するなどし、核保有国同士や非核保有国との橋渡しをする役割を担い、核軍縮の重要性を訴え、核廃絶を願う国々と協調して、NPT体制の維持や着実な核軍縮への道筋をつける努力を継続しなければなりません。
中道改革連合は、ここ広島に原爆が投下されて81年目の本日、広島が経験した、壊滅的な被害、長期にわたる非人道的な苦しみなど、核兵器の惨禍を世代を超えて将来に向けて語り続け、憲法に基づく平和主義を守り、非核三原則を堅持し、人類が二度と核兵器の惨禍の犠牲になることのないよう、核の不使用の継続と「核兵器のない世界」の実現に向けて努力し続けることをお誓いいたします。