「『暮らしの底上げ、生活を支える』ところが高市政権と対比鮮明な部分」小川代表

 小川淳也代表は2月20日、衆院本会議後に国会内で記者団の取材に応じました。

 高市早苗総理大臣による施政方針演説への受け止めを問われた小川代表は、「挑戦しなければ未来はない」「守るだけでは希望はない」「22世紀の日本が平和で豊かであるように」という点については「全く同感」と評価しつつも、「やや成長、産業サイド、供給サイドに偏りすぎていて、暮らしや生活、物価高、教育、医療、福祉、国民生活の隅々にまで目を行き届かせたような温かい演説を聞きたかった」と印象を語りました。

 また、高市総理が「成長のスイッチを押して、押して、押して、押して」と繰り返した点に触れ、「暮らしを底上げして、底上げして、生活を支えて支えてというところが、高市政権との最も対比が鮮明な部分だ」と指摘しました。

 食料品の消費税減税については、「本当にやるのかやらないのかが、今日演説を聞いても分からなかった」と述べました。また、野党の協力を条件に夏までにまとめるとした点について、「そもそも本気でやるのか、やらないのか。なぜそこに野党の思惑が関係あるのか、ちょっと理解できなかった」と疑問を呈しました。

 代表質問で取り上げるポイントについては、消費税と国民会議のほか、「責任ある積極財政」と称する経済政策についても、円安や長期金利上昇といったマーケットからの警鐘を踏まえて問いただす考えを明らかにしました。外交安全保障政策については「いわゆる高市カラーに言及されたと受け止めているが、具体像が全く見えない」と述べ、現時点での考えを総理にただす方針を示しました。さらに、「政治とカネ、旧統一教会など、なかったことにされるわけにはいかない」と述べ、代表質問での言及も辞さない構えを見せました。

 国民会議への参加条件については、「本当にやるという決意、時期の明示、財源の組み立て」を挙げた上で、「結局結論は『検討加速』で、本当にやるのかやらないのか分からない」と不信感をあらわにしました。また、「野党を議論に巻き込みたいのが誠実なのか、企みなのか計りかねている」と述べ、高市総理が参加に値する真摯な姿勢を示さない限り「なかなか踏み切れない」との考えを示しました。

 政治とカネ、選択的夫婦別姓、高額療養費の限度額引き上げといった課題に施政方針演説で言及がなかったことについては、「憤りをもって受け止めている」と語りました。

 予算の年度内成立への協力要請については、「国民生活の安定を願う気持ちは全く同じ」としつつも、「国会という機関を政府の都合で伸び縮みさせていいのかというのは、国会の役割、機能、権威に関わる問題であり、後世に引き継がなければならない」と強調しました。

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