【代表選】階猛、小川淳也が立候補 共同記者会見で決意表明

 中道改革連合の代表選に立候補した階猛衆院議員と小川淳也衆院議員が2月12日、共同記者会見に参加し、決意表明を行いました。
 先の総選挙で党が逆境を強いられる中での両候補者の出馬ですが、それぞれ異なるアプローチで党の立て直しへの決意を述べました。


■階猛候補「逆境でも諦めない」 政治のセンターライン取り戻す

 階候補は冒頭、自身の強みについて「逆境でも決して諦めないこと」と述べました。大学受験や司法試験での苦労、東大野球部での「ワースト記録の六大学で70連敗」という経験を挙げながら、「とにかく諦めない。それが私の強みだ」と語りました。

 現在の党の状況について、「今まさに私たちの党は逆境の最中にある。しかし、日本の民主主義のため、そして次の世代のために、私たちは中道の旗を高く掲げ、前に進んでいかなくてはならない」と表明。「いかなる風雪にも立ち向かい、前に進んでいく覚悟でこの選挙に臨んでいる」と力を込めました。

 階候補は、総選挙中に選挙区で経験した豪雪の状況を政治状況に例えてメッセージとしました。「道路のセンターラインが見えないところがたくさんありました。知らないうちに進路から外れ、危険な目に遭うこともしばしばありました」と述べた上で、「高市首相の場当たり的な発言で国民が右往左往して混乱を招いている。こうした今の政治状況を見る時に、私たち『中道』というのはセンターラインという意味もあると思っている」と指摘しました。
 政策の方向性についても、「政治の中で取り戻していく。私たちの政策の5本柱にある現役世代も安心できる新たな社会保障モデル、現実的な外交防衛政策。これによって国民の安心と安定と安全の未来に導く政治のセンターラインを作り上げていきたいと考えている」と述べました。

 また、「中道改革」の意味についても言及しました。「偏っていない改革だと考える。自らの主義主張にこだわり、少数者や少数意見を切り捨てて対立を招くのは、本来の民主主義の在り方とはかけ離れている」と述べ、「独断、分断、対立の政治ではなく、憲法改正議論の深化、選択肢と可能性を広げる包摂社会の実現、民意に応える不断の政治改革と選挙制度改革に取り組んで、合意、包摂、寛容を大事にする政治を実行してまいりたい」と約束しました。

 さらに、国家経営の目標として「富国強兵」に代わる「富国共栄」を掲げました。「共栄というのは共に栄えるという字です。富国と共栄は別個独立のものではありません。共栄なくして富国はあり得ない。富国なくして共栄はあり得ない。いわばお互いに補完関係にあると考えている」と述べ、「この目標を達成するべく、一人ひとりの幸福を実現する持続的な経済成長への政策転換に取り組んでまいります」と強調しました。


■小川淳也候補「野党第1党」の役割強調 国民生活の立て直しが最優先

 小川候補は「高松のパーマ屋のせがれで、今も80歳近くになる両親が現役でパーマ屋で頑張ってくれています」と述べ、自身のバッググラウンドを紹介。その上で、政治を志したきっかけについて、「そんな中で培われてきた私自身の中に息づく『庶民性』とか、社会への不安とか、あるいは多くの方が抱えている思い、将来への見通しのなさ、それをなんとかしたいと思ったのが政治を志した原点です」と述べました。
 また、中央官庁での約10年の勤務経験を経た後の政治活動について、「当時の傷んだ自民党政権を目の当たりにし、これに代わる代替選択肢を国民のために用意したい」と語り、「定期的な政権交代で政治の浄化と政策の軌道修正が半永久的に行われる国づくりをしたい」という理想を掲げてきたことを明かしました。

 小川候補は、党の立て直しにあたって「一番立て直したいのは国民生活だ。この社会に蔓延する不安、将来への見通しのなさ、これをなんとかしたい」と述べ、国民生活の改善を最優先課題と位置づけました。
 具体的には、人口減少社会への対応を急務として指摘しました。「これからも人口が極端なペースで減り続ける。(人口が増加傾向にあった)昭和のモデルで作られた社会を、いかに人口減に適応した新たなモデルに作り替えていくか」が課題だと述べました。

 さらに、高齢化に対応する社会保障制度の抜本的な改革の必要性も強調しました。「高齢化率5%の時代に設計された社会保障制度を、現在30%、やがて40%に到達する中で、いかに全世代に安心をしてもらえる社会保障制度を再設計していくか」という課題に直面していると述べました。

 現在の物価高の原因については、財政赤字の蓄積と円安を指摘しました。「円の価値はアベノミクスが始まる前で1ドル70円。今は150円と半分以下になりました。そして安い円で海外から食糧を7割近く輸入し、エネルギーの9割を輸入依存している。これが物価高の正体です」と述べ、「当面、減税と給付で一息ついていただきたいという思いはあるが、この物価高に本格的に対応するためには、相当な構造改革を進めなければ、国民生活が今後安心して営まれていくことにはならない」と危機感を示しました。

 さらに、野党第1党としての役割についても3つの柱を示しました。第1は「将来あるべき社会像を示す」ことです。「これが私が政治に携わってきた最大のモチベーションであり、最大の使命感であり、歴史的な責任であり、世代的な宿命」だと述べました。
 第2は「政権監視、現政権の権力を監視していくという重要な仕事」です。
 第3は「国会改革」で、小川候補は「国会の非効率さと与党の事前審査制」を改革する必要を訴えました。「与党からも言いにくく、野党第2党、第3党、第4党からも言いにくい。野党第1党の党首こそが、国会の現代化を進めていく責任がある」と述べました。

 党改革に関しては、「当面全力を挙げて党内融和を進める」ことを掲げました。また、「大量に発生した特に立憲系の落選者のケア」と「女性、若手の登用」を進めることを約束しました。


 現在、中道改革連合は先の総選挙で予想以上の厳しい結果となり、党勢の立て直しが急務となっています。今回の代表選は、党をどの方向へ導くかを決める重要な選択となります。投開票は明日(13日)に行われる予定です。

▼共同記者会見の動画はこちら

https://www.youtube.com/watch?v=L_Tog_MdW4s

▼両候補提出資料

階猛候補資料.pdf

小川淳也候補資料.pdf


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階猛衆院議員(写真右)と小川淳也衆院議員(写真左)


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