【青森】「災害級の雪害下での選挙は危機管理上の問題」野田共同代表

第51回衆議院議員選挙公示日となる1月27日、中道改革連合の野田佳彦共同代表は、青森県弘前市(青森3区)での第一声演説の後、記者団の取材に応じました。記録的な大雪に見舞われる現地で、野田代表は「危機管理」の観点から今回の解散総選挙の是非を問い、新党としての選挙戦略や農政について語りました。
■ 雪国の苦労を自ら体感するために
記者団から、なぜ第一声の地に弘前を選んだのかを問われた野田代表は「前回、強敵相手に金星を挙げた岡田はなこ候補を応援したいという思いに加え、雪国での選挙活動の大変さを自ら体感したかった」と理由を明かしました。
実際に現地の状況を目の当たりにし、「ポスター掲示板が雪で見えない、誰が立候補しているかも分からない状況は、民主主義として大問題」と指摘。「行政や陣営だけでなく、一番苦労されているのは有権者の皆さんだ」と述べ、豪雪地帯での選挙実施の困難さを強調しました。
■ 災害級の雪害下での選挙は「危機管理上の問題」
雪害による交通麻痺や死者が出ている現状についての質問には「これは単なる災害級というだけでなく、危機管理上の問題になっている」と厳しい認識を示しました。
さらに「人の命に関わる状況下で、本当に選挙を行って良いのかが問われる」と述べ、政府に対して除排雪予算の増額など、迅速な対応を(政府)に求めていく考えを示しました。また、総理が掲げる解散の大義についても「連立の意義や積極財政を問うのであれば、春以降でも良かったはず」と疑問を呈しました。
■ 「裏金議員」の復職を許さない
争点の一つである「政治とカネ」の問題について野田代表は「なぜ解散になったのか、その原因は裏金問題などにある」と改めて指摘しました。
裏金に関与した議員の多くが公認され、重複立候補している現状に対し「850億円もの税金を使って、裏金議員を復職させるような選挙にしてはならない」と述べ、金権政治からの脱却を強く訴えました。
■ 政界再編への「うねり」と戦略
中道改革連合としての選挙戦略については「公明党、立憲民主党を離党したメンバーが覚悟を決めた『中道改革』の路線。ここで良い結果を出し、うねりを作ることができれば、より幅広い結集が可能になる」と、政界再編に向けた意欲を語りました。
■ 「猫の目農政」からの脱却を
農業政策については「生活者ファースト」の視点から、農地維持のための「直接支払い制度」の導入を提案。「大臣が代わるたびに方針が変わる『猫の目農政』は避けなければならない」と述べ、6月に向けて備蓄米のあり方も含めた抜本的な政策を打ち出していく方針を示しました。